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COLUMN

快適な暮らしを叶える
わが家に合った玄関を選ぼう

家族が毎日使い、住まいの顔としてお客様を迎えるスペースでもある玄関。
長くすごす空間ではないため、キッチンやリビングなどに比べると検討する比重は軽くなりがちですが、少し工夫するだけで暮らしを快適にし、空間や気持ちにも余裕を生み出せる場所です。今回は、家族に合った玄関プランニングのヒントをご紹介します。

玄関の位置

玄関のプランニングは、位置を決めることから始まります。
一般的に良いとされる「南玄関」は、太陽の光が入りやすく明るい空間づくりができることがメリット。では、その真逆となる「北玄関」は避けるべきなのでしょうか。答えは「ノー」です。確かに光が入りにくいため、暗い、湿気がこもるといったマイナスイメージを抱きがち。しかし、北側に玄関を配置すれば、光が差し込む南側の敷地を最大限に使ってリビングをつくれるなど見逃せないメリットもあります。
方角だけにとらわれず、敷地の形や隣家との関係、日当り、風通しなどを考慮して、新居の環境を生かした玄関位置を探しましょう。

理想の玄関

住まいの中で、住む人の雰囲気や価値観を物語る玄関。家族みんなが満足できる空間にするために、それぞれの理想を出し合ってみるのもおすすめです。めざすイメージごとに実現のポイントをまとめてみました。

イメージ1.明るく爽やかな玄関にしたい

明るさや爽やかさを確保するためには、窓から光と風を取り入れることがポイントです。窓が設置しにくい場合や北側に配置した玄関の場合は、採光・通風機能がついた玄関ドアを選ぶと良いでしょう。また、天窓や吹き抜けを設置すれば、高い所からよりたくさんの光を取り込めるうえ、視界の抜けができ空間的な広がりも演出できます。

イメージ2.すっきり広々とした玄関にしたい

玄関はキッチンに次いで片付かない場所に挙げられるほど、多くのもので溢れてしまう場所です。家族分の靴、自転車、傘、ゴルフバック、アウトドア用品、ペットの散歩グッズ、防災用品など、改めて考えてみるとその種類と数の多さに驚きます。これだけのものをすっきりと収めるために必要となるのが玄関収納です。

主な種類とそれぞれの特徴は、

  • 靴箱
    靴をメインとした収納戸棚。背の高い「トール型」、上下セパレートの「二の字型」、「カウンター型」、「L字型」、「コの字型」ほか、自由に段数を増やせる可能棚タイプなどさまざまなものがあります。
  • 壁面収納
    天井まで一面に収納を取り付けるタイプ。収納量が多く、大家族や物が多い場合におすすめです。床付近に少しだけ空間を持たせたり、扉の代わりに壁と同じ色のロールカーテンを使うと圧迫感を軽減できます。
  • シューズクローク(シューズクローゼット)
    玄関に隣接して設ける収納スペース。「見られたくないもの」と「見せたいもの」を区別することができるのが大きなメリットです。生活感のあるものをすべて収納しておけば、玄関はいつもすっきり。急な来客に慌てることもありません。シューズクロークをウォークスルーにして通常の玄関のほかに家族専用の入口を設け、コートや靴を片付けてから室内へ向かう動線をつくっておけば、脱いだ上着でリビングが乱れることもなくなります。

どれを選ぶにしても、家族が増える場合や子どもの成長なども考えて、収納するものを十分に検討しましょう。

また、広々とした玄関をつくる場合に覚えておきたいのが、視覚的な演出です。人は、奥行きより縦や横に幅がある方が同じ面積でも広く感じるので、間口を広く取るほか吹き抜けを設けるのも効果的です。

イメージ3.暮らしを快適にする玄関にしたい

家の中にありながら、あたかも屋外のような感覚で使えることから、日本家屋の特徴であった土間が最近見直されています。
シューズクロークを土間にすれば、自転車やベビーカー、家庭菜園やガーデニングの道具、雨に濡れた傘やレインコートといった室内に持ち込みたくない汚れものも気兼ねなく収納できます。気になる汚れ対策として、床部分をタイル敷きにし、水道の蛇口と排水設備を設けておけば、常に清潔に保つことができます。また湿気が気になる場合は、珪藻土など調湿効果の高い素材を使用し、土間部分にも風の通り道を確保しておくと良いでしょう。

玄関は家の外と中をつなぐ場所であることから、家族の生活スタイルによって快適な間取りも違ってきます。例えば、趣味や部活動など屋外ですごすことが多い家族なら、玄関近くに風呂や洗面所といった水廻りを集め、家の中に汚れを持ち込まないようにするのも良案。
まずは、現在不便に感じていることやどんな風に暮らしたいかを家族で話し合ってみるといいかもしれません。

開き方で選ぶ、玄関ドア

玄関ドアにはさまざまな種類があります。ここでは意外と見落としがちな玄関ドアの開き方と玄関の使い勝手について考えてみましょう。

  • 片開きドア
    左右いずれかを軸にして開閉する最もポピュラーなタイプのドアです。それほど間口を広くとる必要がないことがメリット。
  • 親子ドア
    片開きドアの横に小さな子ドアがついているタイプ。通常、子ドアは固定しておきますが、開放することもでき、車椅子やベビーカー、自転車、バイクなど大きなものを出し入れする場合に便利です。子ドアをガラスタイプにすれば採光も確保できます。
  • 両開きドア
    2枚の片開きドアを左右対称に開くよう設置。親子ドアよりもさらに広い開口部を確保できます。玄関ホールも広さが必要となるため、比較的大きな家に適しています。
  • 玄関引き戸
    扉を横にスライドさせるため、限られたスペースの中でも広い開口部がほしい場合におすすめです。開けっ放しにしていても扉がじゃまにならずたたき部分が広く使えるほか、段差も少なく車椅子の通行もスムーズです。

玄関ドア選びにも、家族の生活と玄関に何を収納するのかが重要なポイント。子どもが増える、親世代との同居予定があるといった将来設計も含めて検討するのがよさそうです。

心地よい玄関にするための工夫

プランニングのポイントにプラスすることで、もっと快適な玄関づくりができるヒントをいくつかご紹介しましょう。

  • バリアフリー化
    玄関の段差をなくすリフォームは想像以上に時間と費用がかかるものです。新居を建てる際にバリアフリー化しておけば、いざというとき工事の必要がなく、高齢のお客様も気兼ねなく迎えられます。
  • 鏡の設置
    玄関収納に姿見をつけると、お出かけ前に全身のコーディネート確認ができ、とても便利です。
  • 照明の演出
    収納の上下に間接照明やスポットライトを設置して、玄関をよりステキに演出しましょう。電源の確保ができるよう、あらかじめ設計士に相談しておくことをおすすめします。
  • 飾り棚の演出
    飾り棚や壁の一部を凹ませたニッチを設け、空間のアクセントに。照明と組み合わせれば、より雰囲気のある空間づくりができます。

まとめ

使い勝手が暮らしの快適度にも大きく関係する玄関。長く心地よく使える空間にするためには、家族の生活スタイルや趣向、将来設計に合ったプランニングをすることが重要です。
毎日使う場所だからこそ、家族みんなにとって便利で満足できる空間にしましょう。