家づくりを検討し始めたとき、「まず何から手をつけるべきか」「そして、どれくらいの期間がかかるのか」という疑問は尽きません 。マイホームは一生に一度の大きな買い物ですから、漠然とした不安を抱えるのは当然です。

ここでは、家づくりのプロが考える全体像と、特に重要となる「検討時期」と「建築時期」のスケジュール感を明確にし、理想の入居時期を目指すための具体的な進め方をご紹介します。

A. 検討時期（計画立案・依頼先決定）：土地ありで平均1〜2ヶ月

「検討時期」とは、家づくりのスタートから、具体的な図面を引き、建築会社を決定するまでの期間です。

B. 建築時期（契約・工事・完成）：合計約8〜9ヶ月

「建築時期」は、依頼先と契約し、実際に建物を建てて引き渡すまでの期間です。

これらを合計すると、土地が決まってから入居までは約9ヶ月から1年程度を見積もっておく必要があることが分かります。

C. 完了期間：引き渡しと入居（約1ヶ月）

竣工検査後に問題がなければ、鍵と保証書を受け取り、引き渡しが完了します。

スムーズに進めるための鍵は「逆算」と「余裕」

家づくりは、工程が多岐にわたるため、計画通りに進めるためには、引越しのしたい時期から逆算し、目標に向かって動いていくことが必要になります。スムーズに計画を進めるために重要となる3つのポイントをご紹介します。

1. 1. 入居希望日から逆算してスケジュールを決める

   「子どもが進学するまでに引っ越したい」「現在の賃貸契約の更新に合わせたい」など、入居希望日が決まっている場合は、そこから逆算して検討開始時期を設定しましょう。

   特に、工事期間の遅延が発生する可能性も考慮し、スケジュールには余裕を持たせることが大切です。職人不足や、2025年4月からの適合義務化に伴う確認申請の長期化など、予定よりも工期が遅くなる要因は増えています。

2. 2. 「土地探し」は期間を見積もりにくい最難関

   土地をお探しの方にとって、最も期間が見積もりにくいのが「土地探し」です。希望するエリアや条件（学区、通勤圏、予算など） に合う土地はすぐに見つかることもあれば、数年かかることもあります。

   土地探しで失敗しないためには、土地と建物をセットで考えることが重要です。土地の状態（地盤、法的規制）を把握せずに先に購入すると、希望の家を建てられない事態になりかねません。土地探しを依頼先と並行して進めることで、予算も考慮した効率的な土地選びが可能になります。

3. 3. 詳細な打ち合わせで後悔をなくす

   契約後の詳細打ち合わせ（着工準備期間）は、間取りや設備、仕様を確定する重要なフェーズです。この時期に曖昧な点を残すと、工事中に変更が発生し、工期の遅延や追加費用につながる可能性があります。

   • 実物を確認する: 内装材や設備は、カタログだけでなくショールームで実物を確認しながら進めましょう。色や質感がイメージ通りか確かめることで、完成後の後悔を防げます。
   • 記録を残す: 打ち合わせで決めた内容、特に特別な要望や仕様（品番など）は、図面と見積書の双方に記載されているかを必ず確認し、記録を取っておきましょう。

家づくりの「最初の一歩」でお悩みの方へ

家づくりは、一生の大きなイベントです。その最初の一歩を踏み出すために、価格や資金のこと、土地のこと、スケジュールのこと、間取りのことなど、わからないことは何でもご相談ください。

わたしたちアイワホームは、お客様の夢を100％実現できる注文住宅に専念しており、お客様との一生のお付き合いを大切にしています。

私たちは、お客様の多様なニーズや価値観を受け止め実現する設計思想（Diversity Design）に基づき、設計士、インテリアコーディネーター、現場監督の3者が一つのチームとなって、理想の住まいを細部にまでこだわりを持ってデザインします。

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