COLUMN

住まいに取り入れたい雪への備え

2018年2月、北陸地方が記録的な大雪に見舞われ、日常生活が混乱したことは記憶に新しいところ。冬の気温や積雪量はさまざまな要因が絡み合うため予想しにくいといわれており、いつまた同じような状況が起きるか分かりません。そこで今回は、住まいの雪対策を考えてみます。

ポイント別雪対策

降り始めた雪は短時間で積もります。その時になって慌てないよう被害が大きくなりやすい場所ごとに雪への対策を紹介します。

1.屋根

マイホームに関する雪の被害としてまず挙がるのが、屋根からの落雪です。降り積もった雪は凍結して重さを増し、カーポートや車、ガラスや外壁、設備の破損ほか、人への被害など大きな問題を引き起こすおそれがあります。また落雪で隣家を傷つけてしまった場合、自分の家の火災保険は使えません。このことからも、万が一の場合に備えておくとよいでしょう。

対策案
雪止め

屋根から雪が落ちるのを防ぐ、雪止め。屋根に金具を設置するだけなので比較的簡単に取りけることができます。住まいが公道に面している場合や隣家との距離が近い場合はトラブル防止の意味も。雨どいや屋根自体を雪の損傷から守ってくれる役割もあります。

2.玄関前や駐車場の雪対策

雪は積もると重みが増し動かすことが難しくなります。家や駐車場への出入口をふさいでしまううえ、凍結して通行の危険性が増すなど、日常生活に支障をきたすことも。新築時なら、雪を捨てる場所まで考えて十分なスペースをとる、ビルトインガレージにするという選択肢もあります。毎日使う場所だけに積雪による時間や体力、そして精神的なストレスを少しでも減らせるよう手立てを考えておきましょう。

対策案
融雪

玄関アプローチや屋根のない駐車場は、凍結防止のためにもこまめな除雪が必須。積もった雪をとかす融雪機器を設置すれば、外出前や帰宅時に雪かきをする必要がなく、雪捨て場を確保する苦労からも開放されます。
融雪機器にはさまざまな種類があり、希望や予算によって選べます。

  • 散水消雪
    ホースや地中に埋め込んだノズルから水をまいて雪をとかす。
  • ロードヒーティング
    地面に設置した放熱体を発電させて雪をとかす。
  • 融雪マット
    電気で発熱するヒーターなどを埋め込んだマット。敷くだけで雪をとかす。

雪対策は5年、10年と継続しなければならないため、工事費だけでなくランニングコストもしっかりチェックして検討しましょう。

3.エアコンの室外機

雪が降り続ける寒い日も暖かく快適にすごすために欠かせないエアコン。積雪時は室外機周辺の状況も一変するため、空気の吸い込み口や吹き出し口が雪でふさがれていないかチェックしましょう。室外機の上に積もった雪も定期的に取り除いておくと、落下によって吸排気口をふさぐ心配がないので安心です。

対策案
高置台

室外機が雪に埋もれないよう高脚の置台を利用して地面より高い位置に設置します。

対策案
防雪フード

吸気口にフードを取り付け、雪の入り込みを防ぎます。

まとめ

雪対策の基本は油断せず事前に備えること。今回ご紹介した雪対策は、リフォームでの施工も可能ですが、新築時から取り入れておくと安全面や快適性を高め、家を長持ちさせてくれる効果も期待できます。道路に面しているか、隣家と近いかといった敷地条件のほかガレージや玄関周りのつくりなど住まいによって効果的な雪対策は異なりますので、家族の生活パターンとも照らし合わせて、わが家流のプランを検討してみてはいかがでしょうか。

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