展示場 内観
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設計担当 越野智博
これから始まる家族の物語。その舞台は、家であり、地域であり、地球でもあります。「SAMSARA」は、生命が無限に転生を繰り返す様子を表す輪廻という言葉の語源となったサンスクリット語。地球環境に配慮した空間に、地域や家族とのつながりを大切にした伸びやかな間取りを取り入れ、笑顔あふれる毎日が未来の世代にも続く家をめざしました。誰もが心豊かに暮らせる家づくりを叶える、アイワホームのダイバーシティデザインが導き出したサスティナブルな住まい、「SAMSARA」はその一つの答えです。
| 竣工 | 2021年7月 |
|---|---|
| 敷地面積 | 約53坪 |
| 建築面積 | 約22坪 |
| 建坪面積 | 約43坪 |
| 間口 | 約9.85m |
| モデル | 4人家族 |
吹き抜けやリビングとテラスをゆるやかにつなぐ土間からたっぷり差し込む光、集成材を活用した無垢の杉床。自然の恵みを取り入れ、地球や住む人の心と体にやさしい空間をつくることで、末永く安心して暮らせるサスティナブルな住まいです。天井高6mの吹き抜け空間を中心とした回遊性のある間取りは、土間を介してテラスへも伸び、室内外に一体感をもたらします。さらに、書斎やヌックなど暮らしを彩る空間もプラス。いつの時代も家族一緒に地域ともつながりながら日々を楽しむ余裕を生み出す、そんな人生に寄り添う家を形にしました。
リビングやキッチン、エントランスまで立ち止まることなくぐるりと一周できる1階と、ウォークインクローゼットやバルコニーまで回遊できる2階が吹き抜けを中心につながる間取り。左右、上下の広がりと吹き抜けの大きな窓から降り注ぐ光がつくりだすのは、この上ない開放感。書斎やヌックなど家族それぞれの時間も大切にできる空間が日々に潤いとくつろぎを与えてくれます。
ダイニング横に設けた2階だてのヌックは、回遊性の高いオープンスペースの中でも自分だけの空間や時間を持つことができる隠れ家のような場所。1階では大人が本を読み、2階では子どもたちが好きな玩具で遊び回るーそんな「個」を育む豊かな時間が持てます。リビングとはまた違った居心地の良さを生み出す空間づくりの一例です。
グレイッシュを基調とした室内は、明るさの中にも落ち着きが感じられる雰囲気。和洋の枠にとらわれない色味で、家族の成長に合わせて家具や小物をコーディネートする楽しみも広がります。キッチン後ろの造作棚にはアクセントカラーとしてブロンズとイエローを採用。ハイグレードなキッチン周りをトレンドカラーで軽やかに演出します。
玄関には手洗いスペース、2階にはリモートワークに適した書斎を配置。この家に暮らすことで無理なく自然に新しい生活様式へ移行できます。リビング脇の土間の扉を開放すれば、テラスまで続く半屋外スペースの完成。BBQやご近所を招いてのティータイムなど使い方は無限大。お家時間がもっと充実します。
小さな角材などを集めた集成材は、強度や耐久性に優れるだけでなく、木材を無駄なく活用する地球環境にやさしい素材でもあります。無垢杉の集成材を使った床は、空気をたっぷり含んだ木材ならではのやさしい肌触りで、美しい木目が空間の印象を引き立てます。暮らすほどに変化する色合いを愛でる時間もこの家で暮らす醍醐味です。
玄関から水まわり、キッチン、リビング、テラスまで室内外がフラットにつながることで、生活動線がスムーズに。目的の場所へアクセスしやすいため家事負担も軽減し、日々暮らしやすさを実感できます。
間口が広い敷地の特徴を生かし、通りに面して約4ｍのバルコニーを配置。グレイッシュな外観に対し、手すりにはガラス、軒天井には木といった異なる素材を合わせ、あたたかみやくつろぎを演出。外観のアクセントとしてだけでなく、住空間の一つとしてかかせないスペースとして完成させました。
サスティナブルな住まい。それはアイワホームが掲げる「一生のお付き合い」とも重なります。自然エネルギーや自然素材を取り入れ、家族一人ひとりの快適と安心を考え抜いた「SAMSARA」。未来まで続く持続可能な暮らしを見据えた空間で、家族のこれからを思い描いてみませんか。
